“べっちゃー祭り”

(ますざき　専務かきこみ)：：2010/11/06

　11月3日、尾道ではべっちゃー祭りというのがあります。
「ソバ」「ベタ」「ショーキー」それからししのお面をかぶった人が、街を練り歩きます。怖がって泣く子をお父さん、お母さん、祖父母が抱いて近づいて、叩いてもらいます。私も小さい頃から、べっちゃー祭りは欠かさず行っています。今年はパーフェクトに叩いてもらい、喜んで家に帰りました。

　べっちゃー祭りは江戸時代に流行した、疫病の厄除け祭りとして始まったと伝えられています。調子のいい太鼓と鐘の音にのって、「ベタ」「ソバ」「ショーキー」と呼ばれる面をつけた若者たちと獅子がまちを走り回り、子供たちを追いかけまわして、手に持ったササラや祝い棒で頭をたたいたり、体を突いたりします。そうされると１年間の無病息災が約束されるといわれ、小さな子供を抱いた親などは、嫌がる子供を無理やり連れ出します。県下では他に類を見ない奇祭です。
説明ではわかりにくいと思います、皆様是非一度いらしてみて下さい、特に小さい子どもさんのいらっしゃる方、怖いけど楽しいお祭りです。